やればできる 添削後
夏休みの宿題は、早めにやるタイプでした。
大人になるにつれて、自分に甘くなっているタイプです。
お待たせしました!書評講座を受けての書き直しの回です。
みかん「やればできるでしょ?」
ゆき「それはやっちゃダメ!」
「一足飛びにはとんがれない」
今回の課題本である『やればできる』を読むのは3回目になります。
2009年12月3日発行に対して3日後には読み終えていました。どれだけのカツマーだったのかとあらためて苦笑いしています。
この本の副題『まわりの人と夢をかなえあう4つの力』。
いかに自分の強みをみつけて(しなやか力)、それを伸ばし(したたか力)、まわりの人に適応し(へんか力)、とんがらせていくか(とんがり力)というプロセスがキーポイントです。
この夢をかなえるステップを勝間さんの体験を織り交ぜつつ、4つの力で説明している一冊です。
Twitterに流していた読書メーターのログから当時を振り返ります。
(1回目)2009年12月6日読了
やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力 ゆきさんの感想 – 読書メーター
「4つの力に分けて分析。どうしても最後のとんがり力に目がいってしまいがちだが、まずは足元をということか。あとがきで出てきていた謝辞が一番気になってしまった・・・。さくさく読めてしまうので、要読み返し。」
当時は、マネージャーの登用試験を失敗した閉塞感の中にありすがるように手にしました。チャレンジして受け入れられなかったという失望感と、この本を読んだら何かのヒントをつかめるのでは?という淡い期待をもって読んでいました。
自己啓発本を読んでいる間は、ここから自分も変われるのではないか?と期待しながら読み進めました。ただ、行動につながる一歩である、仲間をつくることが大切だというところにためらいがあり、もう少し考えようと後回しにしました。
(2回目)2014年2月15日読了
やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力 デカチーノゆきぞうさんの感想 – 読書メーター
「6年振りに再読、事例だけをみて、すわ!自慢か?!って飛びつくのではなくて抽象化出来るかが、腹落ちするための肝なんだろうなぁ」
勝間塾に2013年1月に入りました。前回から6年の間に、自分にはできないと勝間さんの著作から距離をおいた時期もありました。この本にある『仲間を見つけたい人をサポートする場所』を勝間さんは形にここから始まっていたのかとしみじみ感じました。
(3回目)2015年7月26日読了
こちらの本、プロローグがまさかの40ページ越え、かなり熱いメッセージが続きます。勝間さんのこれまでの活躍の軌跡をたどりつつ、個人の努力は2%程度であり、周囲の人たちが98%をもたらしてくれたといいます。
できないと思う気持ちを外す自分の限界に挑戦する自分を信じるための方法
努力せずに「やればできる」はウソです。失敗しても次に行動する力と、それによって何を学ぶかが重要なのです。タダメシを探していると、いつまでたっても成功しません。
行動をすぐにおこすための一冊だというのに、なかなか行動に起こせなかった『自己啓発書マニア』の自分ですが、ようやくこの本の言うところが少しずつ実感しています。
1回目の2009年の最初に読んだ感想とほぼ同じことを改めて思っていました。
あの時は、言いたいことはわかったけれども、どうやって仲間を作るのだろうと人生戦略手帳の案内にもいまいち手が出ず、自ら動くこともなく終了していました。
3回目となる今回、「とんがり」をつくることに、気が焦る自分に、待ったをかけてもらったようです。
しなやかに自分の強みをみつけ、したたかに強みだけに集中する力をつける。
まわりの環境に応じて、変化し続けて、商品として認められるとんがりをつけよ。
この一連の流れをすっ飛ばして、自分のとんがりってなに!?。
うっかり、また自分の探しの旅に出てしまうところでした。
しなやかから、したたかに、へんかしつつ、とんがっていく。
そんな流れを示してくれた一冊。猪突猛進になりがちな自分を、いさめてくれているようです。
やっぱり、一足飛びにはとんがれないのだ。
どんな指摘をいただいたのか、書きなおしてどう感じたかは次回に続きまーす。
参考リンク