対話について考える読書会開催
対話と議論のちがいってなんだろう。
定期的にひらいている読書会のご報告です。
帯には気になる言葉がたくさんならんでいます。
Amazon 内容紹介より。
「対話の目的は、物事の分析ではなく、議論に勝つことでも意見を交換することでもない。いわば、あなたの意見を目の前に掲げて、それを見ることなのである」
対話(ダイアローグ)とは
・情報やアイデアではなく「意味」を共有。
・明確な「目的」を定めなくてもいい。
・人を「説得」することは必要ない。
・あらゆる「想定」を保留することが重要。「『愛があればすべてうまくいく』と言う人がいる。だが残念ながら、すべてを救う愛は存在しない。だから、もっと良い方法を考えなければならないんだ」
きっかけ
たいたいさんのリーファシ養成トライアルのときに出てきた「ダイアローグ」を課題図書にしました。
著者のデヴィッド・ボームさんは、哲学者でもあった物理学者さん。この方となえる、対話と議論の違い。
それは、語源からも違いがわかります。
一部抜粋。
「ダイアローグ(dialogue)」はギリシャ語の「dialogos」という言葉から生まれた。diaは「~を通して」という意味。言葉の意味と考えられるとのこと。
一方、「ディスカッション(discussion)」は、打楽器や脳震盪と語源が同じとのこと。物事を壊す、という意味がある。分析という考え方を重視する。
議論のように勝ち負けを決めるものではない。
そして、対話は一対一とは限らない。
対話の精神が存在すれば、一人でも自分自身と対話できる。
すこし抽象的な本でも、レゾナンスリーディングをつかって読むとすいすい進みます。
私も事前に家で読んでみた時には、なかなか頭に入らなかったんです。
それが、読書会でやりとりをしながら読みすすめると、イメージができてきます。
同じ本を読んでいるのに捉え方は、ひとそれぞれ。
相手からの問いかけが、あっているのかどうか?どちらが正しいのか?といった捉え方ではありません。
おまけには、ダイアローグとディスカッションの違いを語り合う時間をもちました。
香川県からこちらにいらっしゃいったと方からお土産をいただきました。
初オフ会でWINWINももちろん初来店でした。
ポンカンは商標だそうで、こちらは「しらぬひ」になります。
皮をむくと、爽やかな香りが漂います。
そして、こちらは「はるか」
見た目はグレープフルーツ風なのに、酸っぱさがまったくなかったんです。
すてきな柑橘類をいただきました。ありがとうございました。
次回は4月、テーマも決まってきました。どうぞおたのしみに!
前回の様子
「対話の精神が存在すれば、一人でも自分自身と対話できる」という一文が今でも響いています。