OPTION Bと友達のプラチナルール
シェリル・サンドバーグの「OPTION B」でレジリエンス読書会がありました。本屋さんでその本を見かけていたのですが、手に取るまでには至らず。
レジリエンス読書会に参加
手に取らなかった本でも、読書会ならば参加しようかなとなるのが不思議です。私が参加する読書会は、未読でOKがほとんどだからなのかな。
順風満帆な人生から夫の急死という状況になった彼女が、どうやって乗り越えてきているのか?レジリエンスをどう取り扱ってきたのかは知りたかったのです。
参加目的は、シェリルサンドバーグの立ち直るステップを疑似体験したいでした。
この本は、彼女の当時の心境から細かく書かれているので、そのまま読むと、どーんとはまってしまうのが怖かったので、読書会という形ならば、少し引いてみられるといいなぁという思いも。
読書会では、本を読んでから彼女が悲しみや辛いところをどうやって、受容して前に進もうとしたのかが、方法をいくつか書き出しました。
これは、ひとりで本の中にどっぷりと入っていたらできないことでした。
友達のプラチナルール
後から読み返して、自分にはなかった部分は、「悲しみ方、なぐさめ方について」。シェリルは聖書の黄金律(ゴールデンルール)である「自分が扱ってほしいように他人を扱いなさい」という教えにしたがって育ってきたという。
でもだれかが苦しんでいるときには、ゴールデンルールより、プラチナルールに従うほうがいい。「他人が扱ってほしいように他人を扱いなさい」。苦しんでいる人が発するサインを読みとり、思いやりと、できれば行動をもって応じよう。P.70
本当に困っている人に対して、役に立てることがあったら、なんでもいってという声かけは、悲しんでいる人にはからずもよけいな負担をかけているという指摘の文章に、はっとしました。
声をかけつつも、そっと落ち着くまで見守るばかりでした。相手のことを考えた上での具体的な行動を取っていなかったなぁと、これまでを振り返りました。
こういった具体的な行動がなぜ助けになるかといえば、問題そのものを解決しようとせず、問題が引き起こしたダメージに対処するからだ。「人生には解決できない問題もあります。そういう問題は抱えて生きていくしかないのです」と、セラピストのミーガン・ディンバインは指摘する。P71
シェリル自身が体験してきたこと、そして別の悲しみの中にいる人がどう乗り越えてきたのかという事例も豊富にあります。
いつかの自分のために、そして大切な人との関わり方にとっても必要となる一冊でした。
シェリルの本とともに、共著者のアダムグラントの本も並んでいました。
あ、腹落ちしないままに、3年が経っています…
2016年のORIGINALS
読書会にも参加していました。
アダムグラント氏とシェリルさんが友人関係だったということから、今回のオプションBという本につながっていきました。
OPTION Bの読書会、また開いてくれるそうなので、参加されることおすすめです!
素敵な読書会に参加できてよかったです。