「君たちはどう生きるか」の話を聞き、再読してます
この本を小さい時に出会っていたら、どうなっていたんだろう。
そんなことを思う一冊でした。
表紙のコペルくんの眼差しの鋭さに、思わず目を背けたくなります。
今朝はここから。
「君たちはどう生きるか」はこうして生まれた https://t.co/Hwz2a5q9Il pic.twitter.com/Y1dwBEykyW— おーたゆき (@ashibenomics) October 11, 2017
この本がどうやって生まれたのかが聞けるので参加しました。
場所は、渋谷のブックラボトーキョーさんです。
佐渡島さんと羽賀さん。
ちょうど前日の夜に、同じ場所でコルクラボの月例会がありました。
知っている顔が何人もいらしていて、不思議な感覚でした。
羽賀翔一さんと佐渡島さんの出会った頃の話まで遡ります。
教員と並行で漫画家を始める予定だったのが、春になっても昼間にあっていたり。あれ?とそこから専業がスタート。
はじめての単行本漫画「ケシゴムライフ」の段ボールでコルクの事務所がパンパンになったり。
ケシゴムライフは、まだ誰もひろっていない感情なのではないか?
そんなことを描いていったそうです。それから何年も経ちました。
今から2年ほど前に、「君たちはどう生きるか」の漫画化の企画が上がったそうです。
いただいた資料より。
マガジンハウスの編集者テツオさんご本人がいらしていました。
はい、そっくりでした。
文脈+些細なこと、それがこの漫画にはたくさんつまっています。
表紙になった原画を候補も含めて何パターンも見せてくれました。
こんなに大きいのか!と回してもらったものをパチリ。
羽賀さんの絵には、情報量がある。
ギチギチに詰め込んだかどうかではない。1枚の絵からもストーリーが湧いてくるという。
歴史的名著をベストセラーとして蘇らせた漫画家 | 本の要約サイト flier(フライヤー)
ページを持つ指の形も少しずつ違う。
単なる名作の漫画では終わらない、ずっと読み続けられる一冊になりますね。
テーブルの上にそっと置いておくといい一冊です。
立ち読みサイトあります。
あたりまえなのですが、一冊の本が出来上がるまでには、多くの人と時間がかかっているんだなと実感。
手元に置いて、ふとした時にパラパラとめくっています。
本を持つページの指の違いを楽しんだり、
眉毛の上がり具合、
涙の度合いを見比べています。
原作はまだ読んでいませんでした。羽賀さんの表紙版が気になります。