視点の高さと今すぐできることを両方味わう
「VISUAL THINKING」本の刊行記念のトークショーに行って来ました。
帯のイラストが素敵で、かいてました。
こちらの本は、翻訳書なのですが、イラストの部分は清水さんが原書の雰囲気をそのままに日本語化してくれています。
櫻田潤さん(@jun_saq)と清水淳子さん(@4mimimizu)の組み合わせに、即ポチ。
清水さんは、2017/2にイベントでお話を伺ったことがあり、またお話を聞きたい!と参加。
櫻田さんの図解・インフォグラフィックサロンに2018/3からお世話になってます。
サロンでは、ピクトグラムや図解のお題でオンライン、オフラインで取り組んでいます。
トークショーでは、お二人のそれぞれの経歴やこれまでのお仕事の話。仕事への取り組み方から直感や感性を意識しながら仕事を選ぶといった話題へ。そして、テーマトークに広がりました。
耳でただ聞いていると流れてしまって、理解するのが難しい。だから、自分の理解を深めるために書くんだという共通点がありました。
空気が変わる
清水さんのグラフィックレコーディングの話で、「例えば…」とすっとホワイトボードの前に立たれました。それを取り囲む、櫻田さんとお二人の書籍担当編集者さん。
「ここにこうやって3つの丸があったとして、どう思われますか?」
「はいっ」てペンを差し出された清水さん。
ちょっと引きながらもペンを受け取る櫻田さん。
次の瞬間には、ペンを持ち替えていますよね。
一緒に書くって、ちょっとした場の空気を変える役割になるんだとあらためて思った瞬間でした。身体性が大切だねとも出ていました。一人で答えをかくのではなく、議論がでてくるか?反応があるかどうか?
出来上がった作品が伝えるものもあれば、作る過程からも丸くできるんだなぁ。
櫻田さんが「ビジュアルの力で世界を丸くする」という話にも通じました。
初等教育から図で伝える授業があったらいいのにという清水さん。「世界」や「人類」というキーワードがさらりと出てきます。
理想の高さが世界観を形作り、清水さんの描かれる吹き出し一つにも個性を感じるという櫻田さん。
そして、櫻田さんの作品はアーカイブとして、MOMAに置かれてもいいくらいというリスペクトの言葉も清水さんから出てきました。
もっと、たくさんの言葉があふれてきて、会場全体が暖かい空気に包まれていました。
すぐにできることからはじめる
パソコンを使ったデザインは得意だけれど、手書きがうまくなりたいという相談をうけた清水さん。筋トレメニューとして、朝起きたらA4のコピー用紙に1mm間隔で細い線を描くことをお伝えしたそう。あ、これならできそう!というハードルがいいですね。
アドバイスをもらった方は、1年後には、A4コピー用紙が束をもってきたそうです。
影響をうけて、朝じゃないけど、仕事の合間に気分転換でかいてます。意識を自分に取り戻す感じで好きだなぁ。
櫻田さんからは、描きたいものを、○△□という基本的な図形だけであらわしてみるという方法も聞きました。
書籍のサイトには、中身画像もたくさんあって参考になりますよ。
サロンでふたりのお話を聞ける日を楽しみにしています!